お昼を頂いた後、いよいよ会場入りです! 会場は、中学校の体育館です。 真ん中に台を置いてハープを設置。 とりあえず、荷物を置いて、ハープをセットして指ならし… バタバタ感がお分かりいただける写真だと思います(笑)。 大川さん親子も、こうして当日を迎え、感無量(にはまだ早い…笑)といったところでしょうか。 窓を全部開けているので、風が吹き抜けて行きます。気持ち良いけれど、楽譜が飛んでしまうので、急遽、洗濯バサミをお借りしました。 楽譜が飛んでしまうと、私も高山さんとも、両手が塞がっているので大事故になります‥笑。 窓の外では、復興住宅の建設が急ピッチで進められていました。 大きな三角屋根が特徴的な、和風の素敵な住宅が完成しそうです! リハーサル&演奏中は、工事の方達に休憩をとっていただくというご配慮も大変ありがたかったです。 そういうやり取りが出来るって、本当に温かいコミュニティ力があるからこそ成せる技だなと思いました。 生徒会の司会により、開式の言葉、教頭先生のご挨拶、PTAのお話‥に続き、いよいよ出番です。 移動中の車の中で、中学生たちは、制服を着てるか、それともジャージか?と内心、1人賭けをしていたのですが(笑)、生徒の皆さん、思った通りジャージ姿で可愛かったです。体育座り、久しぶりに見ました! 演奏した曲目 私のお父様(リクエスト)/G.プッチーニ ハープとVnの為のソナタ/F.W.ルスト 仔猫のワルツ/L.アンダーソン いつど何度でも/千と千尋の神隠しより 黒猫のタンゴ/A.ヴェントゥーリ Tanti Anni Prima/A.ピアソラ 涙そうそう/夏川りみ 島唄/The Boom ビリーブ(リクエスト)/杉本竜一 朝早かったことと、カツカツのタイムスケジュールで、本番5分前にはまだメイクも完成してない状態。 弾き始める前に、なかなか心を落ち着けることが出来なかったのですが、そんなことは言ってられません。 最初こそ、硬さがありましたが、ここまできたらもう、東京から持ってきた想いを体育館の隅々まで、出し切るしかありません(笑)。 生徒たちも、静かに聞いてくれました。 最後の曲目 ビリーブは、生徒も一緒に歌って貰ったのですが、見事にハモっていて、弾きながら聖子ちゃんと「あ!ハモってる〜!」と喜び合いました。 演奏後は、生徒会代表から大きな花束を頂いて、握手もして貰いました。 私たちは、次の演奏場所に移動しなければならなかったので、ドレスのまま荷物を持って急いでいたら、生徒たちから「握手してください!握手してください!」と、渡り廊下で急遽握手会が始まってしまいました。 握手では足りなくて、ハイタッチ大会も。 みんな楽しい時間を過ごしたってことかな?と、嬉しかったです。 この日の演奏が、この子たちが大人になって、福島・相馬をもっともっと元気にしてくれるための、ネジの一部、心の部品?になったらいいな、なれたら嬉しいなと思いました。 さあ、私達を 次の会場のお客さんが待ってます。 急いでハープを積んで、ドレスのまま移動。アドレナリン出っ放しです(笑)。 仮設住宅の集会所では、大人から赤ちゃんまで、ずらっと集まって待っていてくれました。 こちらでの演奏曲目は、 夏の思い出/中田喜直 ガボット/ラモー G線上のアリア/J.S.Bach 仔猫のワルツ/L.アンダーソン さくらさくら/日本古謡 黒猫のタンゴ/A.ヴェントゥーリ 涙そうそう&島唄 夏の思い出(合唱) Stand Alone(坂の上の雲) 花が咲く 中学校とはちょっと曲目を変えて演奏しました。 お部屋の中だけでなく、外から見てる方もいらっしゃいました。 お座布団の上で、寝転がりながら聞いてる小さな子、踊ってる子もいて、「大人より楽しんで聞いてるなー」と弾きながら見ていて微笑ましかったです。 私は、こういう小さな子の反応が1番、正直で素直な感想を言ってくれている気がするので、実は結構、参考にしています。 最初は泣いていた赤ちゃんが眠ったり、「ママー、もう帰りたいー」とぐずる子も現れず、それは良かったってことなんじゃないかなと思います。 小さなお客様は、本当に正直です。 最後に、皆さんと記念写真を撮って、集会所を後にしました。 皆さんから、「夢そうま」というお酒を頂きました! 夢そうま http://yumesoso.jp/yutadosa/archives/701.html ハープの聖子ちゃんは、もうすでに飲んだそうですが、私は「そうだ、コレを頂きながら、カニ鍋を食べよう!」「いつも、おいしいご飯が出てくる、白黒の美人ネコが、蝶よ華よと可愛がられているお家にコレを持って押しかけよう!!」と勝手に企画してます。 なので、「夢そうま」については、また後日に。 続きは、その4にしたいと思います。 #
by mari4cafe
| 2013-09-18 13:43
弾丸ツアーの続きです! 途中SAなどに寄りつつ、高速道路を5時間かけて、いよいよ目的地の松川浦に到着しました。 今回の目的地、大川電気工業所に到着です。 社長の大川さん、お母様、お姉様の金子さんが、今回のコンサートの為に奔走&尽力して下さいました。 大川電気工業所は、船の電気屋さんです。 単に電化部品を扱っているだけでなく、修理も一手に引き受けていらっしゃる、松川浦にはなくてはならない存在のようでした。 会社のすぐ横がドックになっており、ここでの修理はもちろんのこと、「いついつ、どこどこの港に上がる」と、船から連絡が入れば、そこまで行って対応するというように、ニーズにきめ細に応えている大川社長、そのお仕事ぶりからもとっても温かいお人柄だということが伺えます。 とにかく、元気な方なんです! お仕事の他にも、地元の消防団や警察に協力して、交通安全に尽力していたり、中学校の役員もされていて、地元になくてはならないキーパーソンでした。 ちなみに、猫好きさん!笑 事務所の横「根井さん、見てみて!」と、ネコ専用口が設置してあり、私に見せてくれました。事務所の中にももちろんありました。 眺めのよい、陽当たりのよい場所にキャットタワーもあって、本当にネコ大好きなんだなーと、微笑ましかったです。 大川電気工業所の周りに停泊中の船が沢山あってマリーナのようですが、これは異常な光景なんだそう。 通常であれば、船はほとんど泊まっておらず、皆 沖に出て漁をしているはずだからです。 汚染水の問題に目処が付き、早くそんな日が戻るように願います。 そんなこととは知らず、海に浮かんでいるウミネコがなんとも哀れでした。 大川社長もとっても元気だし、お母様、お姉様の金子さんも、どこからこのパワーが出てくるんだろう!それだけでなく、松川浦の大川家は、皆さん温かく優しい方たちでした。 本当に福島相馬松川浦の大川一家に、パワーを貰って帰って来ました。 手にしている写真は、震災直後のものです。3mくらい水が来たそうです。 地盤沈下が1m弱(70cm)起きていて、いまでも満潮時には海水が来るそうで、近々、地面をその分上げるのだそうです。 コの字型のコンクリートが側溝となります。いま、急ピッチで作業が進んでいるようです。 傾いた電柱、船や瓦礫が乗り上げて波打ってるガードレールなどを見せて頂きながら、震災当時のお話をして下さいました。 皆さん前向きです。 なので、あえてサラッとお話して下さいます。 本当に、行って、話を聞くことが出来て良かったと思います。 http://www.youtube.com/watch?v=kUKiByYgTdo お昼を食べましょうと、近くのお魚が美味しい旅館「斎春」さんに連れて行って頂きました。 切身が厚く、脂が乗ったお魚、とても美味しかったです。 今まで食べたお刺身の中で、1番美味しかった!本当です。 まだまだ続きます! #
by mari4cafe
| 2013-09-14 13:17
すっかり、開かずのブログと化しておりますが、皆様お元気ですか? 美結他(もう、ミュタという言葉すらPCが忘れてる…呆) もとい、ミュタ家の面々は、みな元気です。 最近は、私もミュタ2も仕事が忙しく、家族全員でのんびりお休み~という時間がなかなか持てないでいます。 さて、そんな中、 5月の猫ハープコンサートに来てくださったお客様から「福島県相馬市の中学校で、ハープとヴァイオリンの演奏を、子どもたちに聞かせてくれませんか?」というオファーを受け、それならば是非行こう!とハープ奏者の高山さんと福島県相馬市中村第二中学校&北飯渕応急仮設住宅東側集会所に行ってきました。 ハープの高山さんは、“人との繋がり”を本当に大事にしている人で、(私も見習わなければといつも思います)、以前から福島県相馬市の仮設住宅に物資を送るなど、ずーっと応援活動を続けていました。 いつも聞いていた、物資の受取人の方のお名前が、偶然にも私の母と同姓同名で(笑)、私も他人とは思えず、「もし今後、聖子ちゃんが被災地に演奏に行くようなことがあれば、そのときは、私も一緒に行かせてね!」と伝えてありました。 今回は、そんな彼女の2年越しの想いが詰まった福島入りとなりました。 一緒に行く機会を頂いて、本当に良かったと思います。 2人で演奏することで、少しでも「明日からまた頑張ろう」という気持ちになったり、単に安らいだ時間を過ごして貰えたりしたらいいな、そんな力になれたらなと、私も“想い”をいっぱい込めて演奏して来ました! 録画も録音もしてこなかったので、実際どーだったかわかりませんが、 私のことだから、おそらく、いつものごとく暑苦しい演奏だったのではないかと思います。 ピアソラのTanti Anni Primaを弾きながら、多くの人が亡くなり、いまだにご遺体も見つかっていないのに、それでも日常の生活を送っている人がいる。集まってる子どもたちの中にも、先生の中にもいると思ったら、早く、また生まれてきてねと、涙が溢れそうになりました。 中学生たちの素直な反応と、このコンサートを企画し、奔走してくださったご父兄、先生方が喜んでくださってる姿が本当に嬉しくて、こちらが元気を貰って帰ってきました。 福島に行って、現地の人の想いを聞き、お話を聞き、自分の目で見てくることが出来て本当に良かったです。 ショートムービー@二本松ICを下りたあたりの車中 http://www.youtube.com/watch?v=1WI5JRYuoo0 途中に映る、赤い大きな荷物は、グランドハープです! これくらいのワゴン車で運べてしまうんですねー。今回は、ハープ屋さんのご好意で、人間も積んでいただいて、運搬屋さんと奏者2人の、楽しいドライブ旅行でした。 当日、朝6時に東京を出発、ハープと一緒に陸路、片道5時間、往復10時間の弾丸ツアー!笑 東北自動車道を二本松ICで下りてからは、1時間半のくねくね山道。途中、放射能被害の象徴のようになってしまった飯舘村も通りました。 除染作業をする人以外、誰もいない様子でした。 除染といっても、周りはうっそうとした山、山、山。終わりのない作業ではないかと思います。 車窓から見える、畑だったであろう、田んぼだったであろう場所に雑草が生い茂っていて、雑草はもう、ざっそうなんて程度ではなく、草原のようになってしまっているのが本当に印象深く、見渡す限りの青々とした草原、遠くまで見渡せる青い空に、ときおり過ぎる人けの無い、カーテンの閉まった民家を見て、胸が締め付けられました。 2011年の4月に、映画「アレクセイの泉」のことをブログに書いています。 福島になんの縁も無い自分が、まさか飯舘村に行くことになるなんて、このときはまったく思ってもいませんでしたけど…。 2011年4月 ちなみに、東京から相馬市までのアクセスは、 東北自動車道二本松IC→川俣町→飯舘村→南相馬 南相馬からは、新しく無料の高速道路が出来ていました(相馬までは10分ほどです)。 こちらが、地元の方が使う最短ルートのようです。 ※主要道路でもあるため、大きなトラックとも沢山すれ違います。 もし、行かれる方がいらっしゃいましたら、参考にどうぞ。 放射線量は、こちらのサイトを参考にしました。 atmc.jp http://new.atmc.jp/ 福島県放射能測定マップ http://fukushima-radioactivity.jp/index.php 今回の弾丸ツアーのお話、長くなりそうなので(って、すでに長いけど)3回くらいに分けようと思います。 続きは後ほど(笑)。 #
by mari4cafe
| 2013-09-12 19:26
5月のコンサートから空くこと3ヶ月。 毎日をそれなりに、仕事したり、ボラしたり、演奏会したり。 もちろん子猫の里親募集してお届けしたり… 相変わらず、3匹のネコと楽しく気ままに過ごしています。 8月もとっくに半分過ぎました。12月で終わる手帳は、あと4ヶ月分しかなく、ぼちぼち来年のスケジュールも入ってきてる。 そんな今年の夏、とうとう私も日傘を買いました!笑 これまで、夏の日差しを避けるために、わざわざ日傘をさして歩くというのがどうにも邪魔くさそうで、自分は絶対にそんなことしないだろうと思ってたのに(笑)。 一歩ずつ着々と、 まぁね、太陽が1番高い時間帯にボラ作業に行くので、今年のこの猛暑、日傘がないと流石にヤバくて、毎日毎日、「あづいー」と溶けながら現場の猫らに会いに行ってます。 こちらのブログでもあちらのブログでも報告をサボってしまってますが、現場の猫らは皆元気です。 42825として、彼らに出会ってから5年? 現場の子たちも、そろそろ7歳 8歳。 外猫の寿命は 7〜8歳と言われてるので、もしかしたらそろそろ‥かも知れない。 だけど、いまのところ、今年の猛暑も皆それぞれ、マイペースで乗り切ったし、いけるとこまでのんびり行けばいい。そう思ってます。 夏もあと2週間ほど。 残り少なくなった夏を楽しまなきゃね。 #
by mari4cafe
| 2013-08-20 10:59
ハープとヴァイオリンと猫のコンサート4、無事に終了しました! 去年1回開催をお休みした分パワーアップで…とは思っていたけれど、自分が想像した以上にパワーアップでの開催、楽しすぎました(笑)。 ご来場いただいたお客様、本当にありがとうございました。 小学校を卒業してから、もうどのくらいの月日がたったことでしょう…。 少し小さめの水道や、お手洗い、子どもたちの図画工作やポスター、給食室、学校独特の匂いなど、自分が卒業した学校ではないけれど、懐かしかったです。 快く会場を貸してくださった、四谷小学校の先生方、校長先生、当日立ち会ってくださった副校長先生、本当にありがとうございました。 今回も、一緒に演奏してくれた聖子ちゃん&真子ちゃん、素敵な演奏を本当にありがとう。 大阪から車で来た(汗)という、アンサンブル・サビーナの皆さん、疲れてるところをお引止めしての、さすがな演奏、本当にありがとうございました。 あまりに楽しくて、すでにもう、次回を開催したくなってしまっています(笑)。 以下、コンサートの収支をご報告させていただきます。 ※なお、出演者の謝礼につきましては、いくらチャリティコンサートとはいえ、1ヶ月前から練習に貴重な時間を割いていただき、チャリティコンサートだから手を抜くだなんてことは当然ないわけで、いつもと変わらずベストを尽くしてくれていることへのせめてものお礼であり、実際の出演料から考えたら、本当に薄謝だということをご理解いただけたら幸いです。 2013年5月3日に開催いたしました、「ハープとヴァイオリンと猫のコンサート4」の収支報告をさせていただきます。 ●収入 寄付 150,220円 ※1口2,000円でご寄付をお願いしました。 ●支出 ハープ搬送代 20,000円 演奏者謝礼(高山さん・西本さん) 40,000円 サビーナ謝礼(宿泊代) 50,000円 チラシ印刷代 6,015円 雑費 3,190円 ※資料印刷用紙、チケット用紙、ラミネート用紙など -------------------------------------------------------------------- 合計119,205円 差引残高 31,015円 差引残高31,015円につきましては、42825の避妊去勢手術費用及び医療費に充当させていただきます。 ご来場ありがとうございました。 音響的には、イマイチな場所だったのですが、小学校の体育館という非日常な場所で、自分たちのまわりに生活している外猫たちの話があり、しかも演奏者とお客様が同じ目線で、迫力ある生演奏を聞くことが出来て良かったという感想を多く頂きました。また次回へ繋がるように頑張りたいと思っています。 いつもこのコンサートに付き合ってくれる、高山聖子さん&西本真子さん、本当にありがとうございます。そして今回は、アンサンブル・サビーナの皆さん、疲れているところを引き止めてのご出演、快諾してくれて本当に感謝です。 それから、当日、ボランティアで開催をお手伝いしてくださったボラ仲間・ネコ仲間の皆さん、本当にありがとう。皆さんがいなければ、コンサートの開催は不可能です。本当に本当にありがとう! ありがとうございました☆ #
by mari4cafe
| 2013-05-07 00:56
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